インフレ化と産業・個人のキャリアの転換期

外部環境の影響とはいえ、長くデフレが続いた日本の産業や生活にもインフレの波が押し寄せています。

個のキャリアでは、副業やFIRE、地方で豊かに暮らすムーブメントなど、成熟社会ならではの意識の変化があります。
猛烈に働くのではなく、成熟社会の中で自分らしい豊かさを満たして生きる。まさに、デフレ時代の生き方戦略の一つです。

  • 成長拡大の組織内昇進よりも、自分らしいキャリア
  • ハードワークよりも、自分らしい人生を
  • 本業と副業でバランスをとる(本業だけに期待しない)
  • 可能であればFIREし、好きな人生を歩みたい

こんな風潮がありますよね。



ところが。

ここにきて、世界的なインフレ(貨幣価値の減少)傾向です。
産業も高まる固定費の中で、成長拡大を余儀なくされます。

スモールビジネスのままでは、生き残れないのがインフレ下の事業経営。

私個人の見立てとしては、個のキャリアにおいても、少し離していたアクセルを踏みなおす必要が出てくるのでは、と感じています。
「小さく、楽しく、自分らしく」が通用しない労働市場になってくると思われます。
一つのキャリアが安定した先に、二本目、三本目の旗をどこに、どうやって打ち立てていくのか?
自らテーマを決めて、経験上の成長拡大を目指さなければならない、と感じています。

メディアで称賛されつつある、個の生き方・キャリアについては、長く続いたデフレの先に現れた価値観と捉えつつ、私たちが今の時流を見据えて行なうべきは、世界的な転換期の中でのキャリア戦略。

穏やかだったここ10年前後の牧歌的な時代が終わり、次はどんな状況になるのか?
既に起こっている事実から、変化に対応できるキャリア、そして職業選択をしていくフェーズに入りました。

数年後の変化を見据えて、自分はどんなポジション(立ち位置、場)をとっていくべきか?

真剣に考えるフェーズに入ったと強く感じています。

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